談合派とWeb派
深夜、枕もとに中勘助全集第九巻をおいて拾い読みする。戦時下、静岡市郊外へ疎開、夫婦、地域農家の人々との交流と自然描写。日記体随筆のポイントは非日常、あえて特別な見聞を取り上げるのでなく、些事、茶飯事の中に感動を発見する、エキスを抽出することだと教えてくれる。道端の木の葉、虫食い跡をながめて内なる崩壊、ローマ帝国興亡史に想いをはせる感性。好きな本を読み、好きな仕事をし、好きな勉強をする贅沢。長年しがらみの中で我慢(自己抑制を)したのだから許してもらえるのでないか。
談合派を敬遠しWeb派と親しむ。メール、インターネットをやらない人々との対面も貴重。談合派は上向き価値観から抜けられない。官庁、大企業、東大、縁故、おつき合い、などのタテ型構造。Web派とは自他の認め合い、フラット、地方、自己発信、趣味、などの横連携。的確に表現できないが、なにかがガラガラと崩れ砂塵か闇の向こうに新しい灯りが見えてくる。年ごとに輝きを増す確かな光である。女性はむかしからWeb派が多い。カミさんが台所で洗い物をする。「えっ、片づけてくれるの?」 ありがとうは私から。
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コメント
私は見も知らない人(面識率0)に、やみくもに先輩ともちあげられたり、敬意をはらう理由もないのに、高齢者を先輩と気を使うのも嫌いです。年齢、役職に関係なく「雰囲気を持った人」には近づきたくなります。だから、タテ型同窓会には足が遠のきます。スポーツやサークルをやってたら「せんぱい」が自然に出るのでしょうね。
投稿: サファイア | 2007年8月16日 (木) 10時40分
先輩、後輩の話で思い出しました。今、平成19年だから2年ぐらい前になるのかな。テレビで女子高校生がいってました。「この頃の後輩はわからん。あの子たちは平成生まれだからね。私ら昭和生まれだもんねえ。」と。もうすぐ平成生まれも成人式ですね。
投稿: ガーネット | 2007年8月15日 (水) 23時00分
市井の一読者(オジサンジョー) さん せっかくコメントいただいたのに表示が遅れて失礼しました。いったん保留され「市井の一作者」が確認ののち公開、2日ほどPCから離れていましたので。時代遅れの組織に固有のストレス「あほな上司とへんな部下」、私自身がそのどちらでもあっただけに忸怩たる思い。いまは気のあう仲間だけつきあえる気楽さです。談合派とWeb派は誇張表現、わかりやすくするためで、分類できるはずもありません。政官財のトライアングル+米軍、が日本の支配機構です。タテ構造はここに起因する。専門家が政治や経済の数値をつかえばその実態は一目瞭然。この仕組みを①強化する、②しゃーないやないか、③無関心、④修正を求める、⑤打破すべし、で選挙の投票が分かれる。意識しなくてもそうなってます。
投稿: あほな上司とへんな部下 | 2007年8月13日 (月) 11時31分
貴兄に対して私はと言えば自由派かも。「Web派」と名乗るのはおこがましいし、しかしタテ社会には辟易してきたのも事実。会社にあっては合わない上司、どうしようもない部下、学校関係では横柄な先輩、生意気な後輩。今それらから解放されて自由に生きています。
なお、ITに関しても光でDVDを配信する(DVDを返しに行かなくて済む、しかし知り合いのビデオショップがつぶれる)くらいでもう十分かなと思わなくもないくらいのオジサンであります。
なお、ここ2,3篇、貴兄の日常はすごいものだと感心していますが、睡眠は十分に。
投稿: 市井の一読者(オジサンジョー) | 2007年8月11日 (土) 23時28分