4月29日(火)岡部伊都子さんが亡くなられた。85歳。ご高齢でもありいつかはという思いはあったが現実になった。右サイド「私のホームページ」から1997年2月の記事を転載します。
岡部伊都子(いつこ)氏は随筆家、馬場あき子氏は歌人である。 岡部氏には時おり新聞で拝読する随想で、馬場氏には教育テレビの「現代短歌選」でお目にかかる。それ以上のことは何も存じ上げない。お二方ともそれぞれにご年配であると思う。しかし察するところでは健康であえて妙齢というにふさわしい華やぎもある。
岡部氏は大戦で婚約者が戦争に疑問をもって出征するときに「私なら喜んで死ぬ」と励ました事をいまなお生涯の重荷としておられる。恋人は沖縄戦で負傷して自決した。付和雷同への批判精神、何が正しいかをいつも熟慮されている気骨の人とお見受けする。写真に見るおもざしは細くやさしい。
テレビで馬場氏の選ばれた現代短歌の解説を聞く。束ねた髪ときちんと着こなした和服姿で背景もそれなりに歌に関係した構図が写される。5分間の番組であるが視線さだまりてよどむことなく的確な語りである。口元に意志の強さがでている。
お二人の凛とした物腰には自己を律する厳しさがにじみでており、男にも時世にもおもねらず自立した生き方に感じ入る。沈潜した思索と繊細な感性による珠玉のような詩を紡いで多くの読者に安らぎと勇気を与え続けておられる。
女人、この永遠なるもの。岡部伊都子さま。馬場あき子さま。お逢いしたことのないお二人ですが、どうぞいつまでもご壮健で・・・粗野なおのこ一人市井にありてはるかに敬慕申し上げております
備忘録:4月18日(金)デジカメの電源スイッチを修理した。7350円。4月29日(火)中国語同好会番外編、中、韓の料理を作って楽しむ。11名出席、次々に太極拳(扇)、オカリナ、中国踊りなど披露。私はカメラマン。4月30日(水)原宿くん太。
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